
嶺北香美ウィンドファームの計画に反対する声が上がるなか、
今回お迎えする服部雄一郎さんは、
「反対とは言い切れない」と語ります。
服部さんのお話のあとには、
地域の自然と向き合いながら活動している方々を交えた対談を行います。
あわせて、前回好評だったワークショップも予定しています。
気候変動の深刻さを見つめながら、
どう自然をまもるのか――。
立場のちがいをこえて、同じ問いを共有する時間です。
○ 日時: 2025年11月15日(土)14:30 から
○ 会場: 香美市基幹集落センター
○ 所在地: 高知県香美市香北町美良布1097(香美市香北支所となり)
→ Googleマップで開く
○ 参加費: 無料
○ お問い合わせ: 0887-59-2254
○ ゲスト: 服部 雄一郎さん(香美市在住・翻訳家・文筆家)

参加者の心を大きく揺さぶった「たまもるミーティング vol.7 坂田昌子さんオンラインお話会」のアーカイブ動画を、2025年10月31日(金)までの期間限定でご視聴いただける機会をご用意しました。
目の前の山の見え方、そして「環境を守る」という言葉の意味が、少しだけ変わる2時間48分。ぜひこの機会にご視聴ください。
▼ アーカイブ動画のお申し込み・詳細はこちら(視聴期限:10/31まで)

去る6月22日に開催した第4回たまもるミーティング「杜人」上映会にて、ご参加の皆様にご協力いただいたアンケートの結果をまとめましたので、ご紹介します。
ご参加くださった方々の率直なご感想や、映画から感じとった「自分ごと」としての気づきが伝わる内容となっています。
風車の問題をインスタで知りました。高知新聞でも度々記事を拝見しており、今回スケジュールが合い、初めてたまもる主催のイベントに参加できました。風車の問題やダムの問題、電力・エネルギーについて自分事として捉え、勉強や署名の拡がりに取り組んでいたので、全体の場で質問したり、映画を通して様々な場を共有できたことは、有難い機会となりました。
今まで何となく違和感を感じていたダム。森林のコンクリート整備は山に対して何をしているのか? 土砂災害はどうやって起こるのか? とても腑に落ちました。私たちの身体と同じように、呼吸、血流、風と光、水を通すことの大切さを改めて再確認しました。素晴らしいメンバー! 意識ある会! 意見の違う人と話を交えることに最大の意味を感じました。応援しています。
上だけをサッサッと刈る草の刈り方や、スコップで水脈の流れを作っていくことが、自然が息をしているようで、すごかったです。面白い発見でした。
12年ほど前、大地の再生のメンバーである知人の企画で、矢野さんの講座を聴しました。えらく感動して(理論や地質学的な講義)、「よし、私もやるぞ!」と思い帰宅したのですが、当時杉並区のマンション住まいだった自分には触れる土がなく、呆然としたことを今でも覚えています。
今回、高知に移住して4年半が経ったタイミングで、念願の「杜人」を鑑賞できたこと。そして友人たちが大切に育んでいる香北の山や土が危機的状況にあることを知れたこと。さらに風力発電問題の具体的な現場を知ったことで、自分にできることが見えてきました。
猫の額ほどながら庭のある平屋に越した今、移住当初は大雨のたびに3メートルほどの池ができていたのに、穴→炭→小石→小枝という応急処置で、ここ3年間は池ができずにいます。「本当にすごいんだ!」という実感を持って語れることは、大きな力です。
また、風力発電問題についても「条例が物をいう」という力強い前例を知り、一個人としても「たまもる」さんの活動を応援することで尽力できると希望を感じました。抗議!戦う!という姿勢ではなく、情報やシェアを通じて共に考え、一人一人の中に「自分ごと」としての意識や関心を育てていくこの会の素晴らしさに、拍手と感謝を送ります。
共に創る未来に、私も参加したいです。本日の企画・運営、本当にありがとうございました。
念願かなって、ようやく観ることができました。ありがとうございました。公園の樹木や街路樹に対する、人間本位で「手入れ」とも言えない接し方を見て、自己的住む町からそういう樹をなくしたいという想いで、造園や剪定の仕事を始めました。(本業は林業)矢野さんに直接指導をいただくことは叶いませんでしたが、弟子筋の方と仕事をすることもあり、矢野さんの想いが伝わっていると感じます。
映画の後のお話し会で、より理解が深まりました。大地の再生の考え方は、自然とどう対話し、どのように付き合っていくのかの礎になると思います。山の保水力が失われ、山自体が乾燥すると、山火事がおさまりにくくなる原因になると教えていただきました。
個人的に、風車を止めたいという問題意識から恐縮ですが、風車が建設されて悪影響があった場合の事例も知りたいと思います。そうでなくとも、昨今のくま出没問題には、近年乱立している風車の影響が少なからずあるのではないかと思います。ただ、なかなかメディアではそうした取り上げ方はされませんので。
いつも勉強会のお知らせを作っていただき、ありがとうございます。これからも参加して何ができるか考えていきたいです。
頑張っておられる方の姿を知ることができました。香美市長との懇談記録を読みました。
よく理解できません。

絶滅危惧種クマタカが空を舞う高知県香美市の森に、今、高さ180mもの巨大な風車を何十本も建てる計画が持ち上がっています。
環境を守るための選択が、本当に自然のためになっているのでしょうか?
この問いに立ち止まり、生物多様性の専門家・坂田昌子さんと一緒に、森のいきものたちの声に耳を傾けるオンラインイベントを開催します。自然と人間が共生できる未来に関心のある方なら、どなたでもご参加いただけます。後日視聴も可能です。
日時: 2025年9月8日(月)19:00〜21:00 (※後日視聴も可能)
参加費: 1,000円
開催方法: オンライン(Zoom)
詳細・お申し込み:
https://tamamoru-sakatamasako.peatix.com

法律では止まらない
みんなが「イヤだ」と言ったときにしか止まらない

日時: 2025年8月30日(土) 14:00〜16:30 (開場 13:30)
会場: 香美市基幹集落センター (香美市役所香北支所となり) / 駐車場あり
参加費: 無料
申込: 不要(当日直接お越しください)
事業者の説明会では「いいことしか言わない」現実。各地の被害事例から見える、法的手続きの限界をわかりやすく解説します。
「住民が本気で反対した地域では止まっている」─全国の成功事例から学ぶ、効果的な対策方法をご紹介します。
保安林解除における市長の役割って知っていますか?市長の意見が保安林解除の審査に大きな影響を与える可能性があります。法的手続きの詳細と市長の役割について詳しく解説します。
尾根を削る開発が、田んぼや畑、飲み水にどんな影響を与えるのか。美良布の川下の皆さんにも無関係ではありません。
つい最近、県の規制で風車計画が止まった実例をご紹介。同じ方法が香美市でも使えるかもしれません。
一度止めても、また別の業者が来るかもしれません。宮城県加美町では条例を変えて150機の風車計画をすべて禁止区域にしました。その方法とは?
青森県では風車問題が知事選の争点になり、全候補者が反対を表明。香美市でも、住民の思いを候補者に伝え、市全体の課題として広く議論してもらうことが大切です。
弁護士・日本熊森協会会長・全国再エネ問題連絡会共同代表
中学生の時からクマを守る活動を始め、20年以上自然保護の最前線で活動。「自然保護には法律の専門家が必要」と弁護士資格を取得し、現在は大阪のあすなろ法律事務所に所属。2児の母として子育てをしながら、全国の再エネ問題に取り組んでいます。
国会での発言実績あり – 2025年6月10日の参議院環境委員会で、風力発電による環境破壊や保安林制度の問題を訴えた著名な環境保護活動家です。
「これから先、あなたが暮らしたい町はどんな姿でしょう?」
小さなグループに分かれて、想いを共有しましょう。
高知県では過去に風車計画を止めた実績があるためか、多くの方が「今回も大丈夫」と考えています。でも、事業者は規制の甘い地域を狙って計画を進めています。住民が声を上げなかったり規制を引かなかったところを狙って開発されていくのが現実です。
「そのうち誰かがなんとかしてくれる」では止まりません。でも、住民みんなで「やめて」と声を上げた地域では確実に止まっています。まずは知ることから始めませんか?
2024年10月、四国最大規模となる嶺北香美ウィンドファーム計画を受けて「自分たちの山は自分たちで守ろう」と立ち上がった市民団体です。有志で風車問題の勉強会や現地調査を行い、豊かな自然環境の保全を訴えています。
みんなで守ろう、香美市の豊かな山と水

私たちの暮らしの根っこを見つめ直す、ふたつのドキュメンタリー映画の上映会を開催します。
監督は、人と世界の関係を映像で問い続けてきた松井至さん。上映後には、松井監督ご本人をお迎えしてのトークも予定しています。
福島の土の再生、山梨での米づくりの挑戦。ふたつの「田んぼ」の物語から、いま私たちの足元にある暮らしや未来を、一緒に見つめ直してみませんか?
イベント名: 第5回 たまもるミーティング 映画上映会二本立て
松井至監督作品『田んぼに還る』&『田はひかる』
日時: 8月17日(日)14:30開場 / 15:00開演
会場: 香美市基幹集落センター(香美市役所香北支所となり)
入場料: 500円
特別企画: 上映後、松井至監督によるお話会を開催予定
舞台は福島県西会津町。放射能や農薬の問題を抱えながらも、米づくりに向き合う農家たちの姿を追った作品です。
人と土地との深い結びつき、地域がひとつになって未来を模索する姿が描かれます。
上映後、観た人たちが自らの地域の未来について語り始める、そんな力を持つドキュメンタリーです。
山梨県小淵沢。若き米農家・今井昭太さんの挑戦を追います。
高齢化する集落のなかで、父との世代間ギャップや農法の違い、生産者と消費者の断絶といった課題と直面します。葛藤を乗り越え、テクノロジーも味方にしながら、「米づくりを未来へつないでいく」姿が生き生きと描かれています。
農業の現場にある葛藤や模索を、穏やかで自然体のまなざしで捉えた作品です。なにかを「変える」のではなく、大切なものを「つないでいく」。そんな家族の姿が、観る人の心に静かに響きます。
地域で作られ、地域の人々と共に観て語り合うために制作された、新しい形のドキュメンタリーです。
1984年生まれ。人と世界、そして映像との関係を模索しながら作品をつくり続けている映像作家。
聴こえない親を持つ”聴こえる子ども”たちが、音のない世界と聴こえる世界のあいだで、自らの居場所を探す姿を描いた映画『私だけ聴こえる』は、国内外の映画祭で高い評価を受け、全国約40館で上映されました。
<地域で撮り、地域で観る>
焚き火の光のように語りの場を生み出す、映像制作ユニット「つぎの民話」を主催。
つぎの民話 公式サイト
田んぼと森をまもる会 たまもる
Tel. 0887-59-2254
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。

[公開日:2025年7月29日]
昨日7月28日、(仮称)嶺北香美ウィンドファーム事業に関して、1号風況ポールの工事の中断を求める文書を提出しました。
提出後に記者会見も行いました。急なご案内だったため来場者は限られましたが、複数の取材依頼もいただいています。
今回のお願いの背景には、私たち住民が抱く不安があります。 特に、まずは対話を通じて理解し合いたいという思いから、意見書と公開質問状を用意しました。
香美市とはこれまでも丁寧に対話を重ね、市としての立場や考えも理解をしています。 そのうえで、事業者とも安全性や計画の進め方について、納得できる形で言葉を交わしていきたいと感じています。
説明会では質問の機会は設けられてきましたが、専門的な内容には十分に踏み込めず、抽象的なやりとりにとどまりました。 その経験から、文書で丁寧に言葉を交わすことが重要だと実感し、今回の提出に至りました。
① 地盤の安全性 専門家による調査で「過去に大規模な地滑りが起きた地域で、現在も地盤が動いている可能性がある」との指摘がありました。開発の安全性を再確認していただきたいと考えています。
② 古い地質図の使用 事業者の資料には50年前の地質図が使われており、「なぜ最新の情報を使わないのか」という疑問が、かえって不安を生んでいます。
③ 理解が深まらないまま工事が進むこと 風況ポール設置は、将来の本格的な建設に向けた最初のステップ。専門家の指摘が残る中で、十分な説明や理解がないまま工事が始まることに懸念を覚えています。
このまま声が届かないまま次に進んでしまえば、将来的な規模の大きな工事ではどうなるのか──そんな思いから、今、立ち止まって話し合うことが大切だと考えました。
私たちの願いはシンプルです。
まず、工事を一旦中止し、納得できる対話を。
今後も市との関係を大切にしながら、事業者とも誠実に向き合い、文書でのやりとりを通じて建設的な対話を進めていきたいと考えています。


■日時:7月21日(月・祝)13:00開場/13:30開演
■会場:香美市基幹集落センター 2階
■参加費:1,000円(Peatixにて前売り中)
この夏、自然と人間の共生を描いた感動のドキュメンタリー映画『杜人』の特別上映会を開催します!
🎬 上映後スペシャルトーク:
・前田せつ子監督(本作監督)
・乗松正博氏(造園家/地球守理事)
による深い対話をお楽しみいただけます。
【チケット情報】
✅ オンライン申込:https://peatix.com/event/4485279/
✅ 電話予約:0887-59-2254
※ チケット販売協力者も募集中!
京都国土問題研究会より報告書が届きました。
ぜひ、これをよんで、報告会へいらしてください。
▼報告書全文
250610 国土研報告書
▼要約版
国土研報告書 要約版
▼おサル版(さらにわかりやすい要約)
国土研報告書 おサル版
※要約はAIにより生成されたもので、国土問題研究会による確認はまだ行っておりません。
4月に京都国土問題研究会の先生方といっしょに、風車が建つ予定の山を歩いて調査をしました。
その報告書ができあがったので、もういちど先生方をおまねきして報告会をひらきます。
みなさんぜひきてください。いっしょに山についてかんがえましょう。
日にち:6月22日(日)
時間:10時から12時
場所:香美市基幹集落センター2階


たまもるは、民なるひとびとのかつどうです。
社会運動としての表現を考えながら、
風車もんだいにとりくんでいます。
多くの方の参加によってたまもるを続けていくため
代表者を個人ではなく、共同代表にすることにしました。
たまもる 共同代表(7名)
・日和佐干城
・村上千世(うずまき舎)
・小松昌裕
・井澤美空
・小野麻里
・早川ユミ
これから風車もんだいにとりくんでいくために、
わたしたちの活動に賛同してくださる方を募集しています。
下のメールアドレスまでご連絡ください。
現在賛同していただいている方々
・一般社団法人 日本熊森協会
・物部川漁業協同組合
・四国風車ネットワーク
・土佐キムチ
・大岸彩雲堂
・キセツノオヤサイ葉屋
・高知本山の風力発電と暮らしを考える会
・めぐみめぐる
・穀(土佐町のパン屋さん)
・木のおもちゃ店 森のゆうえんち
・好好食飯店
・さくらベーカリー
・高知遊山ノルディック・ウォーク会
・大荒の滝世話人会
・高知県勤労者山岳連盟
・小野哲平工房
・早川ユミ工房
メールでのおといあわせ先
tsuchitotane@gmail.com
たまもる新聞やこれからの企画のチラシなどご希望の方は
香北町の本屋「うずまき舎」までおでかけください。
署名用紙もこちらでおあずかりいたします。(署名は6月末までつづける予定です)
香美市香北町中谷309
うずまき舎(村上千世)
https://uzumaki.cc
※お問い合わせは営業時間内におねがいします。(13:00〜18:00)

「香美・大豊風力発電事業」学習会がひらかれます。
○日時 4/20(日)13:00〜16:00
○会場 香美市中央公民館1階大ホール
報告・講演
1 (仮称)嶺北香美ウィンドファーム事業について
陶久晴岳((株)GF執行役員/風力グループマネージャー)
2 青ザレ山から茂ノ森にいたる山々について-登山者の立場から
門脇義一(三嶺の森をまもるみんなの会)
3 生物多様性の保全と香北町北部の自然環境
比嘉基紀(高知大学理工学部)
4 国内の陸上風力発電の現状と(仮称)嶺北香美ウィンドファーム事業の位置づけ
若松伸彦((公財)日本自然保護協会 保護・教育部保護チーム室長)
その後意見交換会
主催 三嶺の森をまもるみんなの会
後援 香美市・大豊町
四国風車ネットワークの黒田さんをおまねきしてのお話し会が12月10日にひらかれました。
急な告知にも関わらず90人ちかくの人たちがあつまってくださいました!!
風車自体をすべて反対しているというわけでなく、その土地と、事業の規模があっているかそこの生き物や住民のくらしに寄り添っているものかという見極めがだいじだなと思いました。
「事業予定地から、飲水をひっぱっているので、水道が濁ったり汚れることが考えられる」
漁協関係者の方は「いまでも、川が濁ってこまっているのに、これ以上ひどくなったらしねといわれているようなものだ」
「水源涵養保安林や土砂流出防備保安林を削るのはとても危険だ」
などの声があがりました。今後もお話会をひらいて、意見交換会の場をつくりたいとおもいます。
予告ですが、1/20日に、また黒田さんと弁護士さんをお招きしてのお話会を、計画中です。
よろしくお願いします!